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アウトプットの練習で好きなことなんかをいろいろ書きたい

『なれる!SE16』を読んで

本日『なれる!SE16』を読んだので感想を書きたいと思いました。
本当は紙で購入したかったのだけど、本屋で見つからずKindle版で半額だったのでそちらで購入した。

読んだ感想としては落ち着くところに落ち着いたかなという印象。特に意外だったというところもなかったけど1巻から読んできた身としては気持ちのいい終わり方だった。

思い出すと1巻は2010年で社会人2年目。ちょうどアニメーションの制作進行をしていたころだったのですが、部署間の連携でのごたごたとかスケジュール緊迫とかにすごい共感した 。あと作中の梢というキャラクターが好きだった。キャラ絵もそうだけど働き方や考え方に主人公よりも感情移入できた。

で、それから8年。自分も社会人10年を超えて当時よりも客観的に読んでいると思うけどそれでも読んでるうちに熱くなるものはあった(プロジェクトやっていて関係者が1つの方向に向いていく瞬間とか。そんなうまくことは運ばないけどね。。)。

今回「経営層は技術(エンジニアリング)を単純作業としか考えていない。だからアウトソーシングや非正規に仕事を引き継がせようとする」という話がでてくるのだけど、実際優秀な人間はすぐにマネジメントや経営とかのポジションになって、ものづくりの現場は二線級のメンバーというのがある。技術<マネジメント(企画、マーケティング)の考え方を持っている会社は多くて、それだと技術面は伸びていかない。。アメリカとかだと職種別採用だからそういうことは起きないのかな(それはそれで別の問題がありそうだけど)。

ともあれこの「なれる!SE」は長い間非常に楽しませていただいた作品でした!作者の夏海公司様にはまたお仕事系の作品を書いていただきたいです。
(この作品が終わると、今ライトノベルで読んでる作品がなくなってしまうなー)